アンケート作成の方法とコツ|おすすめの作成ツール5選も紹介
カスタマーサクセス担当やマーケターになり、自社の商品に対する顧客満足度を知るためにアンケート調査を行うことになったものの、アンケートの作成方法がよくわからない方は多いのではないでしょうか。この記事では、などを紹介します。ツールの選び方も解説していますので、アンケートを作成する際の参考にしてください。アンケートの作成方法
アンケートを作成する際に必要な内容や質問形式について説明します。
アンケートの目的を明確にする
アンケートを作成する際に重要なのは、「何のためのアンケートか」「どんなデータが欲しいのか」など、目的を明確にすることです。例えば、「化粧品を使う人の声を聞きたい」と曖昧なものではなく、「〇〇の化粧水を使う〇〇代女性の声を聞きたい」など細かく設定しましょう。目的を明確に設定しないと、求めているデータと調査結果にズレが出ることもあります。
質問形式を決める
ここでは 5 種類の質問形式を紹介します。
ラジオボタン
複数の選択肢から 1 つだけ選ぶ形式です。「この中から一つだけ選んでください」など、一つの回答を選んでもらうときに使用します。
チェックボックス
複数の選択肢から複数選ぶ形式です。「この中で好きな〇〇を複数選んでください」などを聞くときに使用します。いくつかの幅のある回答を欲しい時に使用します。
テキストボックス
意見・質問などを自由に書く形式です。「〇〇店での感想を自由に書いてください」などを聞くときに使用します。文字数や文例を添えると回答してもらいやすいでしょう。
スケール
段階別に設定している選択肢から1つ選ぶ形式です。数字や%を指定し、例えば「商品の使用満足度」などを聞くときに使用します。
マトリクス
縦軸と横軸を用いて複数の質問を一覧表にした形式です。「各項目に対しての満足度」「イメージを比較して回答する」などを聞くときに多く使用します。
質問文を作成する
アンケートの質問は何でもよいわけではありません。選択項目はポイントを絞り、選びにくいことが予想できる場合は「その他」も入れます。質問はできるだけ専門用語などを避け、誰にでもわかりやすく具体的な言葉を使うことが重要です。重要な質問は順番を最初の方に持っていくと良いでしょう。
また、誘導するような質問にならないようにしましょう。
選択肢を作成する
アンケートは四択または五択が多いです。五択は「良い・やや良い・普通・やや悪い・悪い」のようになります。四択は「普通」がなく、五択より回答者の意思表示がわかりやすいです。
アンケートを作成する際には、思いつくままに設問を設計すると、漏れやダブりが発生する恐れがあります。また、自由回答は集計した際に各回答を確認する手間がかかるので、特定の目的があるの場合以外は避けましょう。
作成したアンケートを自分で試してみる
アンケートを作成したら、まず自分自身で回答者の目線でテストしましょう。質問の量は丁度よいか、誤字脱字や抜けなどないかを確認します。また、アンケートの目的が達成できているかもしっかりと確認しましょう。
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【第1弾】アンケート作成に役立つ|リサーチ・マーケティング用語集まとめ
【第2弾】アンケート作成に役立つ|リサーチ・マーケティング用語集まとめ
成果が出るアンケート作成のコツ
「欲しいデータが取得できる」など、成果の出るアンケートを作成するコツについて紹介します。
挨拶文で目的を明確にする
アンケートの冒頭に挨拶文を入れましょう。日頃のお礼などの挨拶文を入れることで相手に良い印象が与えられ、回答率の向上にもつながります。また簡潔な文章にして、「何の目的のアンケートか」の説明と、ユーザーが気にしがちな「個人情報の保護」にも触れておきましょう。
簡潔で答えやすい質問文にする
アンケートは全体を通して内容を統一し、簡潔で答えやすい文章にすることが重要です。質問が長いと、特にスマートフォンではスクロールをするため手間がかかり嫌がられます。また、複雑な文章や一般消費者にはわかりづらい業界用語を使った質問などは、回答率が下がりやすいので避けましょう。
1つの質問には 1 つの回答となるのが基本です。1つの質問で複数のことを尋ねると、回答者は答えづらく、質問者も回答を理解しづらくなります。
ユーザー属性などの情報を取得する
ユーザー属性は、アンケートの目的にあった回答の回収と分析のために重要なデータです。職業や趣味・嗜好はユーザーのライフスタイルを知る項目で、ユーザーについて詳しく知ることができます。
なお、年収などの個人情報を聞く場合、回答率を上げやすくするにはできるだけアンケートの最後にするのが良いでしょう。
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アンケートの作り方の基本手順|回答率を上げるコツも解説!
アンケート作成のツールおすすめ 5 選
アンケートを作成する際に便利なツールを5つ紹介します。
ツール名 | 特徴 | スマホ対応 | 導入企業 |
---|---|---|---|
CREATIVE SURVEY | ・マルチデバイス対応 ・デザインのカスタマイズが可能 ・顧客管理システムと連携機能 |
あり | マネックス証券株式会社 株式会社千趣会イイハナ 株式会社リクルートホールディングス 株式会社 KADOKAWA 株式会社日経リサーチ エーザイ株式会社 |
DIPSurvey-Free | ・対象者へ案内メール送信可能 ・クローズアンケートが可能 |
なし | 非公開 |
Google フォーム | ・出欠、ミニ投票などに活用 ・編集者を追加可能 |
あり | 非公開 |
Questant | ・メールや SNS などでアンケートの募集発信 ・Web アンケート結果のグラフ反映 |
あり | 株式会社セブン&アイ・ホールディングス 株式会社 ABC クッキング |
SurveyMonkey | ・世界各国の消費者パネルにアンケート送信 ・短時間で回答収集 |
あり | ジョンソン・エンド・ジョンソン 株式会社日立製作所 |
CREATIVE SURVEY
CREATIVE SURVEYはレスポンシブデザイン、マルチデバイス対応で、作成から公開まで ご自身で実施可能です。使用者の必要に応じて設定を柔軟に変更でき、セキュリティレベルなどの要件も満たしているので安心です。システムの機能だけでなく、サポートサービスも充実しているので、ツール使用時の疑問などにもサポートしてくれます。
特徴
- ・どんな大きさの画面でも見やすいマルチデバイス対応。
- ・200 種類の WEB フォントがあり、柔軟な画像設定ができる。
- ・速やかな集計と柔軟なセグメント機能。
- ・現在使用中のツールを活かせる連携機能。
スマホ対応
あり
導入企業
株式会社リクルートホールディングス、株式会社 KADOKAWA、株式会社日経リサーチ、エーザイ株式会社など
DIPSurvey-Free
DIPSurvey-Freeは、「LimeSurvey」というアンケートシステム を使った無料ツールです。ただし、広告が挿入されるので、広告なしを希望する場合は、DIPSurvey(有料版)もあります。
特徴
- ・回答方法の種類が豊富。
- ・ユーザーへメールにて案内や催促が送信できる。
- ・対象者限定のクローズドアンケートができる。
スマホ対応
なし
導入企業
非公開
Google フォーム
Google フォームは、インターネット関連サービスの Google が手がける、アンケートや投票などに使えるツールです。関連するドキュメントなどと併用して使えます。
特徴
- ・イベントの出欠、ミニ投票などに活用できる。
- ・パソコン・携帯端末などからの編集や回答が可能。
- ・複数の編集者と WEB 上で一緒にアンケートを作成できる。
スマホ対応
あり
導入企業
非公開
Questant
Questantは、ネットリサーチで国内実績 No.1 と言われているマクロミルが開発・サポートしています。
特徴
- ・メールや SNS、QR コードなどでアンケートの募集を知らせることができる。
- ・パソコンやスマートフォンなどに合わせて最適に表示される。
- ・アンケートの結果は、リアルタイムでグラフに反映できる。
スマホ対応
あり
導入企業
セブン&アイ HLDGS.、株式会社 ABC クッキングなど
SurveyMonkey
Survey Monkkeyはアンケートの提供者とユーザーをつなぐプラットフォームです。
特徴
- ・オンラインアンケートのソフトウエアでアンケートの作成・送信ができる。
- ・SNS やメールなどでアンケートを送信する。
- ・世界各国の消費者パネルにアンケートを送信し、ターゲット市場から回答を短時間で収集できる。
スマホ対応
あり
導入企業
Johnson and Johnson、HITACHI など
アンケート作成ツールの選び方
アンケート作成ツールを選ぶ際のポイントを紹介します。
スマホ対応はできているか
最近はスマートフォンでアンケートに回答する人も増えています。どんな画面にも対応するレスポンシブデザインのツールを使用してアンケートを作成すれば、多くの回答者の端末に対応し回答率も上がることでしょう。
複数デバイスで表示できるレスポンシブデザインに対応していないツールで作成すると、スマートフォンでアンケートを開いた時にレイアウトが崩れ、アンケートに回答できないこともあるので注意が必要です。
必要な機能がそろっているか
アンケート作成ツールには多くの機能があります。まず、質問形式や質問の数などが目的に合った内容であるかをしっかり確認しましょう。
また「公開・発信」「回収管理」「データ分析」「連動機能」「セキュリティ対策」などの機能があればアンケート実施作業の効率化にもつながります。しかし、多機能なツールは高額になることもあるので、どこまで必要なのか見極めるのも大切です。
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まとめ
アンケートツールは、何を選べば良いのか迷うことは多いでしょう。まずは、目的や環境など条件を絞って選んでください。アンケートで得た情報はマーケティングに活用でき、自社の貢献に繋がります。
CREATIVE SURVEYでは、柔軟にカスタマイズでき、セキュリティレベルも高いアンケート作成が可能です。システム機能はもちろんのこと、充実したサポートサービスもあるので、ぜひお問い合わせください。