【第2弾】アンケート作成に役立つ|リサーチ・マーケティング用語集まとめ

マーケティング業界では様々な専門用語が使われています。なかには意味がわかりづらい用語をあります。 この記事は、アンケート・リサーチ・マーケティングに関連する、重要な用語をまとめたコラムの第2弾です。業界関係者が知っておくべき用語についてまとめてあるため、ぜひ辞書代わりにご活用ください。

サーベイ

サーベイは、「調査」や「測量」を意味します。マーケティング用語としては、資料調査や人々の意見・データの収集を行い、調査対象の実状について把握することを指します。

使用例:「顧客の満足度についてサーベイを行う」

ネットリサーチ

ネットリサーチは別名「Web調査」「Webアンケート」とも呼ばれるもので、インターネットを使用した市場調査のことです。ネットリサーチのメリットは、解答結果を自動的に集計・提供できる点です。電話・郵送・訪問などによる調査に比べて、大幅に手間やコストを削減できます。

使用例:「商品開発にあたりネットリサーチを行う」

ローデータ

ローデータとは、集計や編集をされる前の手が加えられていない調査結果データを指す言葉です。別名「生データ」とも呼ばれ、調査結果を分析するうえで非常に重要なものといえます。ユーザーがどの質問にどう答えたのか、情報が羅列されています。

使用例:「再調査のため、ローデータを取得する必要がある」

インセンティブ

インセンティブは英語の「incentive」がもとで、「刺激」や「動機付け」を意味する言葉です。マーケティング業界などでは、目的達成のために協力してくれた人への「お礼」を指します。例えば、アンケート調査のお礼として渡す品物・現金・ポイントなどがこれに該当します。インセンティブを渡すと、回答率や正確性の向上を狙えるのがメリットです。

ただ、インセンティブをもらう目的で、正確性の低い回答を行う対象者が増えるリスクがあるのがデメリットです。

使用例:「アンケートのインセンティブについて具体的な内容を決める」

回答率

回答率とは、アンケート調査などをおこなった総対象者数に対し、実際に解答を得られた割合のことです。例としては、100人を対象に調査を行い、50人が解答した場合、回答率は50%になります。調査の設問が多く回答時間がかかったり、自由回答が多く対象者に負担がかかってしまうと、回答率が低くなる可能性があるため注意が必要です。

母集団

母集団とは、調査対象の「集合全体」のことです。たとえば、東京都在住の中学生の勉強時間に関する調査の場合は、調査を行う時点で東京都に住んでいる中学生全員が母集団となります。

サンプルサイズ

サンプルサイズとは、標本の大きさや個体数などを表す言葉です。標本とは、母集団のなかから代表として選んだ、対象の集まりを指します。たとえば、4000人の生徒がいる小学校で好きな教科の順位を調べる場合、調査対象として選んだ300人が標本となります。

サンプルサイズは通常「n」で表され、サイズが大きいほど標本の誤差が減ります。

使用例:「必要な回答のサンプルサイズを決める」

サンプル数

サンプル数とは標本抽出を何回行ったのか、「群の数」を指す言葉です。たとえば、47都道府県の男子小学生の平均身長を調査するとします。各都道府県から500人を選び平均を算出した場合、サンプル数は都道府県分の「47」です。

サンプルサイズは「一つの群の個体数・大きさ」を表すため、両者には明確な違いがあります。混同して考えられるケースも多いため、気を付けましょう。

サンプル割付

サンプル割付とは、アンケート調査などを行うときに、年齢や性別といった条件ごとに「サンプル収集数」をあらかじめ決め、実施する調査方法のことです。

アンケートの内容によっては、ある特定の年齢・性別の回答が多くなるなど、データに偏りが出てしまう可能性があります。こうしたときに、サンプル割付を設定しておけば、バランスの良いデータ収集が可能です。

自由回答/フリーアンサー

自由回答・フリーアンサーとは、回答の内容が制限されておらず、対象者が自由に質問に答えられるものを指します。FA・オープンアンサー・オープンエンド型質問と呼ばれるケースもあります。メリットは、文章などで自由に回答できるため、アンケートを実施する側が想定していない、多角的な視点での回答が得られる可能性があることです。

一方、回答の自由度が高いことから、対象者の負担になったり、面倒に思われてしまったりする可能性がデメリットとしてあります。

ラジオボタン

ラジオボタンとは、アンケート調査などに設置して選択の意思を示すための、小さな丸形のボタンのことです。画像や文章の近くに設置するケースが一般的で、選択するとボタンのなかにドットが入ります。 複数の選択肢のうち1つだけを選ぶ、いわゆる「単一回答形式」の場合に用いられるのが特徴として挙げられます。

チェックボックス

チェックボックスは、アンケート調査などで意思確認を目的として設置される、四角形のボタンのことです。選択すると四角形のなかに、チェックマークが入るのが一般的です。1つだけ回答を選ぶときに用いられるラジオボタンとは異なり、チェックボックスは選択肢のうち、複数選べる場合に用いられます。

定量調査

定量調査とは、数値化が可能であるデータを収集する調査です。量的調査と呼ばれることもあり、回答の多さや少なさ、また割合などを確認できるのが特徴です。なお、調査をするには、質問や選択肢を準備する必要があります。取得したデータを数値化して表すことができ、結果を視覚的に理解しやすいのがメリットです。

ただし、正確性の高いデータを得るには多くの標本が必要になることがデメリットとして挙げられます。

定性調査

定性調査とは、質問に対する対象者の発言・行動などを観察し、数値化できない情報を集めることです。主にグループインタビューなどで調査が行われます。定性調査は言語などによる情報収集が主であるため、直感的なデータ回収が可能な点がメリットといえます。

反対に、対象者ごとに焦点を当ててデータ収集を行う手法であるため、調査に時間がかかりやすいのがデメリットです。

テキストマイニング

テキストマイニングとは、膨大なデータのなかから、重要な情報などを抽出する技術のことです。情報以外にも、特徴・傾向・関連性などのデータを探し出すことができます。

多重クロス

多重クロスとは、複数の項目を用いて、クロス集計を行うことを指します。場合によっては、3重クロスや4重クロスと呼ばれることもあります。掛け合わせる要素が多いほど、より精度の高い分析を行えるのが特徴です。

リアルタイム集計

リアルタイム集計とは、その場で対象者の回答結果を集計・共有することを指します。社会研修・セミナー・イベントなどで用いられるケースが多くあります。結果をその場ですぐに確認できるため、ライブ感や一体感を得られることがメリットです。

円グラフ

piechart

円グラフはパイチャートとも呼ばれる、割合などを表す円型の図表を指します。円を直線で分割し、その面積によって割合や占有率などが表される仕組みです。円グラフは項目が一つで、なおかつデータの合計が100%である場合に用いられます。

帯グラフ

帯グラフとは、データの全体量を割合に沿って、細長い長方形で表すものをいいます。なお、長方形は項目ごとに区切られた状態になっているのが特徴です。項目間の構成を比較・確認したいときなどに多く用いられます。

棒グラフ

bargraph

棒グラフはバーチャートとも呼ばれる、データを棒の長さで表現したものです。棒グラフと一口にいってもさまざまな種類があり、単純棒グラフ・水平対象棒グラフ・積み上げ棒グラフなどがあります。そのなかでも、多く用いられているのは単純棒グラフです。

棒グラフは、主に2つ以上のデータの数字や大小関係を比較するときなどに使われます。売上や営業成績のデータを比較する際などに、多く用いられているのが特徴です。

まとめ

今回紹介した専門用語を理解しておくことで、マーケティングなどの業務における実行力をさらに高めることができるでしょう。また、効率的に調査を行うには「CREATIVE SURVEY」の利用がおすすめです。使いやすく答えやすいアンケート機能により、あらゆる顧客のフィードバックを得て、マーケティングに活かすことができます。

アンケートや市場・満足度調査などを行う際は、CREATIVE SURVEYにぜひお問い合わせください。

CREATIVE SURVEYの公式サイトはこちら

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