【テンプレート】従業員満足度アンケートの基本構成と設問例

従業員満足度アンケートで何を聞いたら良いかわからないという場合でも、テンプレートを活用すれば適切かつ効率的に作成することが可能です。今回は、二要因理論に基づいた従業員満足度アンケートの基本構成と設問例を紹介します。

従業員満足度アンケートの作成に役立つ「二要因理論」

従業員満足度アンケートの作成に役立つ「二要因理論」

従業員満足度は抽象的な概念であるため、アンケートで測定するためには「従業員満足度」の要素を具体化した上で設問に落とし込む必要があります。

従業員満足度アンケートの設問設計で参考になるのが、フレデリック・ハーズバーグが提唱した「二要因理論」です。二要因理論とは、従業員の満足度に影響を与える要因は「満足に関わる要因(動機付け要因)」と「不満足に関わる要因(衛生要因)」に分類されるとした理論です。

簡単に言うと、従業員の満足・不満足につながる要因は異なるため、従業員満足度を高めるためには二つの要因それぞれに対策を講じる必要があるという考えです。

動機付け要因とは

動機付け要因(Motivator Factors)は、従業員の「満足」を左右する要因のことです。「促進要因」とも呼ばれ、「満たされれば従業員のモチベーション向上に直結するもの」や「不足しても不満につながりにくいもの」が該当します。

具体的には以下の要素が挙げられます。

●達成すること
●承認されること
●業務そのもの
●責任
●昇進・昇格

衛生要因とは

衛生要因(Hygiene Factors)は、従業員の「不満足」を左右する要因のことです。「不満足要因」とも呼ばれ、「不足していると従業員が不満に感じるもの」や「満たされても従業員の満足に直結しないもの」が該当します。

具体的には以下の要素が挙げられます。

●経営方針
●給与
●福利厚生
●人事制度・人材育成制度
●上司や同僚との人間関係
●職場環境

以下の記事も参考にしてください。

目的別アンケートテンプレート7選|アンケートの作成手順と実施する際のコツ

従業員満足度アンケートの基本テンプレート

従業員満足度アンケートの基本テンプレート

二要因理論を元に従業員満足度アンケートを作成すれば、適切な項目で従業員満足度を測定することが可能です。

大まかな構成例は以下の通りです。
1.従業員の基本情報に関する設問
2.動機付け要因に関する設問
3.衛生要因に関する設問
4.総合評価に関する設問

なお、従業員満足度アンケートでは、下記のように5段階から当てはまる項目を選択する回答形式が一般的です。

とてもそう思う/そう思う/どちらでもない/そう思わない/全くそう思わない

次項より、各項目の設問例を紹介します。

従業員の基本情報に関する設問例

従業員の基本情報は、アンケート結果の分析・集計に必要です。主に年齢や所属部署、勤続年数などの属性情報を確認します。

●性別を教えてください(任意)
●年齢(年代)を教えてください
●所属部署・役職を教えてください
●入社して何年目ですか(入社年を教えてください)

動機付け要因に関する設問例

<業務内容について>
●現在の仕事はやりがいがある
●現在の仕事に対して強い興味・関心がある
●現在の仕事に価値や意義を感じている
●現在の仕事が社会や顧客の役に立っていると感じる
●仕事内容が自分の適性に合っていると感じる
●自分の考えで仕事を進めることができる

<評価・目標について>
●自分の仕事に対して適正な評価が得られている
●仕事を通じてスキルや能力を身に付けられる
●現在の仕事が自分の成長につながると感じる
●仕事を通じて達成したい目標がある

衛生要因に関する設問例

<会社の方針・経営について>
●会社のビジョンや経営方針に共感し、その達成に貢献したいと思う
●会社の経営方針や事業計画など、経営に関する情報をタイムリーに知ることができる
●会社の業績(収益性、成長性など)に満足している
●経営者は社員を信頼し期待する姿勢がある
●経営者は社員を大切にしている

<給与・待遇・福利厚生について>
●給与は業務の内容や成果に対して相応だと感じる
●労働時間は適切だと感じる
●希望する日数・日程で休暇を取得できている
●育児や介護を支援する制度が整っていると思う
●自己啓発やスキルアップを支援する制度が整っていると思う
●労働環境の整備・改善につながる制度が整っていると思う
●現在の福利厚生に満足している

<人事制度・人材育成制度について>
●人事制度の仕組みや評価指標に納得している
●従業員の能力開発やキャリア形成をサポートする施策が充実している
●職能や階層に応じた従業員教育を体系的に行っていると思う
●配置転換やキャリア形成について相談できる体制が整っている

<職場環境について>
●業務を円滑に遂行するために必要な設備や環境が整っている
●職場の人間関係は良好だと感じる
●職場のコミュニケーションや情報共有は円滑に行われている
●業務の合間のリフレッシュに利用できる場所や設備がある

<上司について>
●上司との相性が良く、信頼関係を構築できている
●業務の遂行にあたり、上司と円滑な連携やコミュニケーションができている
●上司の指示や指導は明確で適切だと感じる
●上司は自分の成長につながる指導やフィードバックをしてくれる
●自分や同僚に対する上司の評価は客観的で公平だと感じる

<組織風土について>
●自由に自分の考えやアイデアを言える雰囲気がある
●社員の自主性を尊重する組織風土がある
●社員の向上心や成長意欲を伸ばす組織風土がある
●挑戦を評価し、失敗を恐れない前向きな組織風土がある
●上司や同僚に相談しやすい雰囲気がある
●業務上の問題や悩みを抱えている人をサポートする組織風土がある

<ワークライフバランスについて>
●現在の業務量は適正だと思う
●残業時間は無理のない範囲に収まっている
●業務において過度な負担が強いられることはない
●ワークライフバランスが維持できていると感じる

<コンプライアンス・法令遵守について>
●業務プロセスは法令を遵守して健全に遂行されていると思う
●法令を遵守するための教育・管理が徹底されていると思う
●セクハラやパワハラなどのハラスメント対策が行われていると思う
●コンプライアンス違反があった場合に相談しやすい体制が整っている
●機密情報が適切に管理されていると思う

総合評価に関する設問例

現在の会社や職場に対する総合的な満足度を聞く設問です。

●現在の職場で働いていることに満足している
●この会社で働いていることを誇りに思っている
●この会社で働いていることを家族や友人に自信を持って話すことができる
●今後もこの会社で働き続けたい

CREATIVE SURVEYでは、会員様向けに用途別のアンケートテンプレートを多数ご用意しています。ぜひご活用ください。

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テンプレートを活用して従業員満足度を測定しよう

従業員満足度アンケートは、従業員がやりがいを持って働きやすい会社にしていくために欠かせない施策の一つです。適切な設問で構成されたテンプレートを活用すれば、アンケート作成の手間が省け、速やかに実施することができます。ご紹介した設問のテンプレートを参考に、自社の従業員満足度を測定してみましょう。

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