CREATIVE SURVEY

CASE

導入事例

建築設備実験の専門的なアンケートをデジタル化により効率化

清水建設株式会社 様

2021.05.25

評価アンケート VAS

清水建設株式会社様は、創業1804年の総合建設会社です。業界をリードするスーパーゼネコン5社のひとつで、建築・土木事業をはじめ先端技術を取り入れた幅広い事業を展開しています。

同社技術研究所では、研究開発業務において空調・照明などの建築設備の性能評価アンケートを『CREATIVE SURVEY』でデジタル化し、アンケートの運用工数やヒューマンエラーが大幅に削減されたと言います。

CREATIVE SURVEYを選定した理由やアンケートの運用方法、導入効果などについて、技術研究所 エネルギー技術センター ZEB技術グループの近藤様に伺いました。

清水建設株式会社 技術研究所 エネルギー技術センター ZEB技術グループ:近藤様

被験者実験のアンケート運用に膨大な時間・マンパワーを要していた

Q 最初に、御社の事業と近藤様の業務内容についてご紹介ください

当社は、建物や土木構造物(トンネルや橋梁、ダムなど)の企画・設計から施工・メンテナンスまで一貫して請け負う建設事業を柱とした総合建設会社です。

建設事業のほか、不動産開発事業やエンジニアリング事業、LCV(ライフサイクル・バリュエーション)事業(※)、海洋・宇宙開発などを含めたフロンティア事業などの非建設事業も展開しております。

※LCV事業:建物やインフラ、エネルギー、まちのライフサイクルにわたり、持続的な価値向上と利用者の満足度向上を実現し、サステナブルな未来を築いていく事業

私は技術研究所の研究員です。技術研究所では、「10年後を準備する」というスローガンのもと、未来の生活やインフラを支える新しい基盤技術などを研究・開発しております。私はそのなかのZEB技術グループ(※)に所属していて、建物の省エネ性や快適性を高める空調設備や照明設備の研究開発を行っています。

※ZEB:ネット・ゼロ・エネルギー・ビルディングの略。年間のエネルギー消費量が実質ゼロとなることを目指した建築物

Q CREATIVE SURVEYを導入した目的についてお聞かせください

CREATIVE SURVEYは、被験者実験の評価アンケートをデジタル化するために導入しました。

当社には、研究開発した空調設備や照明設備などを設置して性能を評価するためのラボ施設があります。そこに複数名の被験者の方々にお越しいただき、稼働した環境の温冷感や快適感、設備の使い勝手などを評価していだいております。

被験者による評価は、設備や環境条件を変えながら複数回行うため、20~30問のアンケートを数回実施します。実験によっては、一人の被験者に同じ内容のアンケートを10回くり返しお答えいただくこともあります。

もともと、アンケートは紙で実施することが多かったのですが、アンケートを印刷して綴じる作業や回答データの入力作業に多くの時間とマンパワーをとられていました。過去には1万枚分のアンケートの入力に2日かかったこともあります。

また、紙だと実験結果の報告が終わるまでローデータとして保管する必要があります。膨大な量なので保管場所の問題もありますし、個人情報も記載されているため適切に管理しなければなりません。

そこで、Webでアンケートを運用できるツールを導入し、運用工数やデータ管理の負担を軽減したいと考えました。

CREATIVE SURVEYを導入した目的について語る近藤氏

視覚的な測定スケールが選べるCREATIVE SURVEYを選定

Q CREATIVE SURVEYを選定した理由を教えてください

CREATIVE SURVEYを選定した大きなポイントは、『スライドバー機能』を使ってVAS(バス:Visual Analog Scale)という測定ができる点です。

VASとは、直線の左端を0、右端を100とした連続的な評価スケールです。ヒトの主観的な感覚、たとえば快適性や疲労感などの程度を評価する際に用いるもので、被験者の感覚がスケール上のどの位置にあるかを指し示してもらいます。

VASは我々の研究に欠かせない測定手法なので、それが使用できることがツールの必須要件でした。

また、アンケートツールは大学など外部機関の方々と共用することを想定していたため、誰でもわかりやすく使いやすいことに加え、学術的に認められている形式でアンケートを作成できることも重要でした。

さらに、日本語で迅速にサポートしてもらえる国内ベンダーであることも選定理由のひとつです。

我々と共同研究を行っている大学の先生がCREATIVE SURVEYを使用されたことがあり、使い勝手が良いとおすすめいただいたことも後押しになりました。

視覚的評価スケール:VAS(Visual Analog Scale)のサンプルイメージ
視覚的評価スケール:VAS(Visual Analog Scale)のサンプルイメージ

アンケートの運用工数・ヒューマンエラーが大幅に削減され、スピーディーかつ正確な計測を実現

Q CREATIVE SURVEYでどのように評価アンケートを実施していますか

私がこれまで担当した実験は、一般的なオフィスのようにしつらえた空間で行うことが多く、そこに設置したパソコンでアンケートを実施しています。実験の際、被験者の方にはパソコンで模擬的なタスクをしていただくことが多く、同じパソコンでアンケートに回答していただいています。

被験者の方には、設備やしつらえを変えた複数の環境について評価していただくため、アンケートは同じ内容のものを複数回実施します。CREATIVE SURVEYでは1回作成したアンケートのURLをくり返しクリックしていただく形で運用しています。

回答データはCSV形式で取り込み、Excelなどで集計・分析しています。

Q CREATIVE SURVEYを導入後、どのような変化がありましたか

CREATIVE SURVEYでアンケートをWeb化したことで、アンケートを印刷して綴じる作業やデータ入力作業が不要になったため、運用工数を大幅に短縮できました。

アンケート用紙の配布ミスやデータ入力ミスなどのヒューマンエラーや、膨大な紙を印刷・保管する必要がなくなったことも嬉しい変化です。

それから、VASの計測が容易になりました。紙で実施していた頃は、一枚ずつ定規で計測していたため手間がかかり、ミスもありました。CREATIVE SURVEYでは自動計測されるので、スピーディーかつ正確な計測が可能です。

CREATIVE SURVEYを導入後の変化について語る近藤氏

CREATIVE SURVEYを活用して建築環境・設備の研究を推進したい

Q CREATIVE SURVEYについて率直な感想をお聞かせください

CREATIVE SURVEYは設問の種類が豊富で使い勝手の良いツールだと思います。

カスタマイズして応用的な使い方をしたい場合は、カスタマーサクセスの方に随時サポートしていただいているので、おかげさまでできることも増えました。機能面もどんどんブラッシュアップされている印象です。

また、共同研究でご一緒している先生も「CREATIVE SURVEYはすごく使いやすかった」とおっしゃっていました。前年の実験では紙でアンケートを実施していただいたので、デジタル化による変化を実感されたようです。

これからも、様々な評価アンケートにCREATIVE SURVEYを活用し、建築環境・設備の研究を推進していきたいです。

清水建設株式会社

企業情報

社名
清水建設株式会社
本社
〒104-8370 東京都中央区京橋二丁目16番1号
設立
1804(文化元)年
資本金
743.65億円
代表者
取締役社長 井上 和幸
事業内容
建築・土木等建設工事の請負(総合建設業)
建設事業(建築事業/土木事業/海外建設事業)
非建設事業(不動産開発事業/エンジニアリング事業/LCV事業/フロンティア事業)
従業員数
10,384人(2020年3月31日現在) ※連結従業員数は16,297人
URL
https://www.shimz.co.jp/

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