ウィルゲート様は、「デジタル化を推進し、誰がやるべき業務か再定義して経営を最適化する ーDigital & Work Optimizationー」を事業方針として掲げ、コンサルティング事業やメディア事業を展開している企業です。
同社では、クライアント企業のWebサイトのユーザビリティ調査に『CREATIVE SURVEY』を導入。エリアマッピング機能を使用したことで、レポーティング・提案の質が向上したといいます。
CREATIVE SURVEYを選定した経緯や運用方法、使用感などについて、コンテンツマーケティング事業部Webソリューションユニットの田島様に伺いました。

自社システムとの連携性が高いCREATIVE SURVEYを選定
Q:最初に、御社の主な事業内容と田島様の業務内容について教えてください
弊社の主力事業は、Webマーケティング全般のコンサルティング事業です。特にSEOコンサルティングを強みとしていて、SEO対策に特化した分析ツール『TACT SEO』や、オンライン編集チーム構築サービス『エディトル』を展開しています。
SEOコンサルのほか、Webサイトのコンバージョンを改善するコンサルティングサービス『CRO(コンバージョン率最適化)』にも力を入れています。CROでは、Webサイトのアクセス解析やユーザーアンケートを実施。その結果に基づいて定量・定性の両面から分析し、弊社のコンサルタントがレポーティングと改善提案を行います。
私の担当領域はコンバージョン改善コンサルティングで、クライアントのWebサイトのUI/UXを改善して流入してきたユーザーのコンバージョン率を改善するサービスをメインで担当しています。

Q:CREATIVE SURVEYを導入した目的・経緯をお聞かせください
CREATIVE SURVEYは、CROのユーザーアンケートとしてクライアントのWebサイトのユーザビリティ調査をするために導入しました。
CRO事業を立ち上げた当初は別のアンケートツールを使っていましたが、効果的なレポーティング・提案につながりませんでした。そのため、次の候補としてCREATIVE SURVEYを含めた複数のツールを検討し、御社を選びました。
Q:CREATIVE SURVEYを選定したポイントを教えてください
ツール選定で重視したポイントは2つあります。
1点目は、サグーワークスのシステムとの連携性です。コンバージョン改善の為のアンケートモニターは、サグーワークス内のアンケートモニターサービス『サグーリサーチ』で募集しているため、そのシステムとスムーズに連携できることは必須要件でした。
2点目は、アンケートの作成からレポーティングまで、すべてオンラインで完結できることです。
この観点で比較した結果、CREATIVE SURVEYが最適だと判断して導入することになりました。
特に、弊社システムとの連携性の高さは他社ツールを圧倒していました。外部システム連携を売りにしているツールの中には、回答のローデータ(csv)の列がずれた状態で出力されてしまうものもありますが、CREATIVE SURVEYはローデータを正確に取り込めるので使いやすいという点も評価したポイントでした。
Webサイトの評価に「エリアマッピング機能」を使用
Q:ユーザーアンケート調査では、どのようにWebサイトの評価を聞いていますか
主に、CREATIVE SURVEYのエリアマッピング機能でクライアントのWebサイト画像を使ってサグーリサーチの会員に評価してもらっています。
エリアマッピング機能を使った調査では、まずクライアントのサービスサイトを閲覧してもらい、次にキャプチャ画像を提示して、画像の中で直接ドラッグ操作で「好感をもった箇所(Good)」と「好感をもたなかった箇所(Bad)」を指定してもらい、それぞれに理由・コメントを記入してもらう形です。

エリアマッピング機能について https://jp.creativesurvey.com/news/news_84/
Q:ユーザーアンケートを実施する際、サグーワークスのシステムとCREATIVE SURVEYをどのように連携していますか
クライアントのサービスに合ったモニターの募集や属性情報の取得、回答者へのインセンティブ付与はサグーワークスのシステムで行い、アンケートの作成・集計はCREATIVE SURVEYで行っています。
アンケートの配信は、サグーワークスの会員ページにアンケートURLを設置する形です。回答者を識別できるよう、CREATIVE SURVEYのカスタムキーの機能を使って、アンケートURLの末尾にサグーワークスの会員IDを追加しています。
Webサイトのユーザーアンケートでは、まずスクリーニングの質問をして回答者を絞っています。例えば、クライアントが脱毛クリニックの場合、「利用したことがある人」または「検討したことがある人」だけにエリアマッピングで回答してもらいます。
また、サグーワークスで取得した属性データはCREATIVE SURVEYに紐づけ、セグメントで絞ったクロス集計を行っています。
アンケートの実施数は月10~20程度。回答者数は1アンケートにつき200~300人程度です。
ヒートマップのレポートは「視覚的でわかりやすい」とクライアントから高評価
Q:クライアントへのレポーティング方法についてお聞かせください
エリアマッピングの回答データは、レポートとワイヤーフレームにまとめてクライアントに提出しています。
レポートでは、ファーストビューやメインコンテンツなど、エリアごとのポジティブ評価とネガティブ評価の箇所・割合を提示し、それぞれのコメントを紹介します。CREATIVE SURVEYは、エリアマッピングの集計結果がヒートマップで表示されて見やすいので、そのままクライアントにお見せしています。
そして、アンケートの結果とコンサルタントの見解を元に、サイト設計の改善案(ワイヤーフレーム)を作成・提案しています。

Q:ヒートマップを使ったレポートについて、クライアントからはどのような声がありますか
「アンケートの結果が視覚的に表現されていてわかりやすい」と言ってくださるクライアントが非常に多いです。
特に、BtoCサービスを展開しているクライアントの反応は良好です。BtoC企業はユーザーの定性評価・印象評価を重視する傾向があるので。ユーザーアンケートだけを発注してくださる企業も多いです。
Q:御社でのCREATIVE SURVEYの評価についてお聞かせください
まず、CREATIVE SURVEYはUI(ユーザーインターフェース)が素晴らしいです。直観的に操作できる仕様なので、新卒で入社したばかりのメンバーにもユーザーアンケートの作成を任せられます。
本来、WebアンケートでWebサイトのユーザビリティ調査をするのは難度が高いですが、CREATIVE SURVEYなら簡単にできます。回答データは自動的に集計・グラフ化され、そのままレポーティングに使えるので、業務効率も向上しました。
個人的には、アンケートの回答者にもやさしいツールだと感じています。例えば、一般的なアンケートツールで画像の評価を聞く場合、回答者は「画像のどの部分を評価するのか」についてもテキストで表現する必要があり、とても面倒です。
その点、エリアマッピングは評価する部分を画像上でドラッグ操作で直接指定でき、コメントも残せるので簡単に回答できます。
SERPsの印象テストや顧客満足度調査にもCREATIVE SURVEYを活用したい
Q:今後、WebコンサルティングでCREATIVE SURVEYを使いたい施策などはありますか
Webコンサルティングの領域でCREATIVE SURVEYを活用できることは、まだたくさんあると思っています。
例えば、SERPs(サープス:Search Engine Result Pages)の印象テストに使いたいです。SERPsは、ユーザーが検索エンジンで検索した結果が表示されるページです。そこには、検索したWebページのタイトルや要約文(メタディスクリプション)が表示されるため、実際のページの内容と乖離がないように作成することが重要です。
CREATIVE SURVEYの多彩な質問形式を利用すれば、SERPsと実際のページを比較したユーザーの印象や、ユーザーが知りたい情報との一致度などを聞き、定量的に分析しやすくなると考えています。
Q:コンサルティング領域以外でも展望などがあればお聞かせください
コンサルティング領域以外では、他部署が実施している顧客満足度調査やセミナー後のアンケートなどに活用を広げていきたいです。
他部署では、他のツールでアンケートを作成していますが、集計画面の見やすさやレポーティングのしやすさという点ではCREATIVE SURVEYのほうが間違いなく優れています。今後はCREATIVE SURVEYを横展開し、アンケート全体の質を高めたいです。
それから、弊社は顧客管理にSalesforceを使用しているので、『CREATIVE SURVEY for Salesforce』にも興味があります。これなら、クライアントに3カ月に1回実施している顧客満足度調査を自動化できます。
いまは、顧客満足度調査のアンケート作成はGoogleフォーム、回答データの管理はGoogleスプレッドシートで行っていますが、スプレッドシートはデータの長期的な管理には不向きです。 CREATIVE SURVEY for Salesforceでアンケート機能とSalesforceのクライアント情報を紐づければ、アンケートの配信やデータ管理・活用がしやすくなると思うので、今後導入を検討したいです。
▼Webサイトのコンバージョンを改善するコンサルティングサービス『CRO(コンバージョン率最適化)』へのお問い合わせはこちら https://promonista.com/service_list/cro/

- 社名
- 株式会社ウィルゲート
- 事業内容
- コンサルティング事業、メディア事業
- 従業員数
- 145名(2020年7月現在)
※ページ上の各種情報は2020年12月4日時点のものです。