アンケート回答の種類

単一回答

単一回答とは、質問への回答として選択肢から 1 つを選ぶ回答形式のことです。Single Answer（シングルアンサー）＝ SA とも呼ばれます。

たとえば、「現在お住まいの都道府県を選んでください」という質問に対して、東京都であれば「東京都」のみを選択して回答します。「東京都でもあるし大阪府でもある」とはなりません。

複数回答

複数回答とは、質問への回答として選択肢から複数を選ぶ回答形式のことです。Multiple Answer（マルチアンサー/マルチプルアンサー）＝ MA とも呼ばれています。

たとえば、「好きなスポーツを選択してください」という質問に対して、「サッカー」「バスケットボール」「テニス」など複数選択して回答できます。

また、「5 つまでお答えください」など選択肢の数が制限されている場合は、「Limited Answer（リミテッドアンサー）＝ LA とも呼ばれます。

自由回答

自由回答は自由にテキストで入力する回答形式です。Free Answer（フリーアンサー）＝ FA とも呼ばれます。

選択式ではないため回答者が最も自由に回答できる形式ですが、集計の工数がかかる場合もあります。数値に限定して入力してもらう場合や選択式回答の補助項目として利用される場合もあります。

アンケート集計の方法

単純集計（Grand Total：GT）

アンケートの設問ごとに合計を出し、全体の傾向を把握します。 一つひとつの質問に対して、回答者数（n 数）・回答比率（％）・平均値などを 求めます。

例 ）商品 A にどの程度満足していますか？

この例では「とても満足している」「満足している」と回答した人が全体の半数を占めている ことがわかります。

クロス集計

他の質問項目と掛け合わせる（＝クロス）ことで、単純集計だけではわからない 一歩踏み込んだ傾向をつかむことができます。

例 ）商品 A にどの程度満足していますか？

例では「とても満足している」「満足している」の割合が、男性 44.0％、女性 56.0％と 12 ポイントの差があることがわかります。

CREATIVE SURVEY では回答や配信セグメントによってセグメントごとの表示やクロス集計データのダウンロードが可能です。

フリーアンサー（FA）集計

フリーアンサーには、「数値」を自由記述するパターンと「言葉」で答えてもらうパターンの 2 種類があります。

「数値」の場合

選択肢化しにくい、または数値を知りたい質問をした場合に用います。 「平均値」「中央値」「最小値・最大値」「標準偏差」などを算出して分析します。

例 ）ランチで「高すぎて利用できない」料金はいくらですか？

回答データのばらつきが大きい場合、平均値だけを算出すると分析を誤ってしまうことがあります。いろいろな角度から数字を見ることで、傾向をつかみやすくなります。

「言葉」の場合

主に 2 つの集計方法があります。

• アフターコーディング：類似内容ごとに仕分けて選択肢化し、定量的に分析する
• テキストマイニング：単語や文節で分け、出現頻度や相関関係を分析する

例 ）あなたが思う MVNO（格安スマホ）の悪い点を教えてください。

回答のジャンルを分類することで定量的な分析ができます。

CREATIVE SURVEY の集計画面では直感的に回答を把握できるワードクラウドでの表示や頻出する語句の計測が自動で行われます。

CREATIVE SURVEYの活用事例を紹介