カスタマイズ性に優れたアンケートを研究調査に活用 〜関西大学 脇田貴文教授〜

関西大学社会学部の脇田貴文教授は、アンケート回答の選択肢尺度である「リッカート法」の研究活動にCREATIVE SURVEYを導入されています。

同氏によると、CREATIVE SURVEYはカスタマイズ性が高く、複雑なスコアロジックも構築可能なため、通常のアンケートシステムではできない研究内容に適した調査票を作成することが可能だと言います。

システムを選定した経緯や導入効果、使用感などについてお伺いしました。

関西大学 脇田貴文教授

アンケートの評価尺度「リッカート法」を研究

Q:脇田様の専門分野・研究内容について教えてください

私は心理統計学や心理調査法を専門としており、アンケート調査で用いられる評価尺度の一種「Likert(リッカート)法」について研究しています。

リッカート法とは、質問に対して、どの程度あてはまるか〜あてはまらないかを数段階の選択肢から選択してもらう評価尺度です。リッカート法にまつわる研究は様々ありますが、私は「選択肢の数や間隔、レイアウトの違いが回答行動に与える影響」をメインテーマとして研究活動を行っています。

大学病院や製薬会社の方々と共同研究を行うことも多く、患者さんの主観的な痛みや治療に対する満足度などを測定するツール・尺度の開発に関わることもあります。

研究に適した調査票にカスタマイズできる理想的なアンケートツール

Q:リッカート法の研究にCREATIVE SURVEYを導入した経緯・選定理由をお聞かせください

約5年前、リッカート法の研究に使用するWebアンケートツールを探していたときにCREATIVE SURVEYを知り、仕様・コストともに私の理想に近いものだったため導入を決めました。

最も重視した選定要件は、それまで実施していた紙の調査票の形式・デザインをできる限り再現できること。

例えば、回答に影響を調査するために選択肢の文頭に①②③④⑤と数字を振ることができるものなどが必要でした。

数字を振った設問の例

数字を振った設問の例

少し専門的な話になりますが、「あてはまらない」「あまりあてはまらない」といった選択肢間の意味的・心理的な距離はすべての選択肢間で等間隔であることが仮定されています。選択肢に数字が振ってあることによって回答者に等間隔である印象を与えることができるとされています。

他社ツールでは数字を割り振れるものがなく困っていたのですが、CREATIVE SURVEYはCSSを記述して選択肢のデザインを変更すること、紙の調査票を再現しやすいことが大きな決め手となりました。また、設問の分岐設定なども細かく調整できるため助かっています。

また、大手の調査会社などにWebアンケートの調査画面の作成・調整を依頼すると膨大なコストがかかりますが、CREATIVE SURVEYなら低コストでイメージ通りのアンケートを自分で作成することができます。CSSの調整を委託している方の人件費を含めても、充分に予算内に収まりました。

Q:アンケートはどのように配信・分析していますか

学生に調査協力してもらう場合は、授業でQRコードを提示して読み取ってもらうか、関西大学の学習管理システム(関大LMS:Learning Management System)にリンクを掲載してアクセスしてもらっています。

調査会社等のパネルを利用する場合は、作成したアンケートのURLを調査会社に提供し配信しています。CREATIVE SURVEYのカスタムキーの機能が非常に使い易く、柔軟であることで可能となっています。

収集した回答データはCSV形式でダウンロードできるので、Excelでマクロを組んで研究で使用できる形のデータに加工して分析しています。

関西大学 脇田貴文教授

複雑なスコアロジックを組んだアンケートも作成可能

Q:CREATIVE SURVEYの使い勝手やサポートについての感想をお聞かせください

CREATIVE SURVEYはカスタマイズの自由度が高く、私のように細かな調整が必要な場合に非常に使い勝手が良いアンケートツールだと思います。

例えば、調査内容によっては回答に応じて複数の分岐条件を設定する必要がありますが、CREATIVE SURVEYでは複雑なスコアロジックを組んだアンケートも作成できて助かっています。最近では1ページあたりの回答時間を測定できるようにしました。Web調査では、回答者のモチベーションという点で課題があるという研究があるのですが、その検討にも使うことができます。今は、回答時間と回答者のモチベーションの関連を検討しようとしています。

また、紙で調査からオンライン調査に切り替わり、回答データの入力や郵送でやりとりをする必要がなくなったことで人的ミスやアンケートの運用工数を削減できました。

研究を手伝ってくれるゼミ生などの初めてシステムに触れる人でも直感的にアンケートを作成できるところも優れていて、これまで手取足取り操作方法を私が教えたことはありません。

お問合せをした際も、電話などで親身になってサポートしてくださるので心強いです。

これからも、CREATIVE SURVEYを研究に役立てていきたいです。

紹介

関西大学

関西大学 社会学部 社会学科 心理学専攻
脇田 貴文教授 博士(心理学)
関西大学入試センター副所長

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